車内のCO2濃度検証
普段の生活で車を運転中に、睡魔に襲われ困った経験はありませんか?
運転中の眠気を引き起こしてしまう原因のひとつが、CO2濃度ではないかと言われています。
今回は車で出かけた際に車内のCO2濃度を測ってみたところ、
興味深い結果が得られましたので、皆さんにご紹介したいと思います。
車内のCO2濃度はどれくらい上昇するの? 換気の有無で結果に大きな差が・・・
検証内容は以下の通りとなっております。
往路は常に外気を取り入れており、復路は最初外気を取り入れずどれくらいCO2濃度が上昇するか見ています。
検証内容
- 片道約20分の一般道を往復
- 普通自動車(小型)に4人乗車
| 往路 | 常に外気導入 |
|---|---|
| 復路 | 最初の12分間内気循環、その後5分間外気導入 |
それではさっそく検証結果について見てみましょう。
往路の乗車後すぐの結果は人が乗ってしまったため高くなっていますが、当初は500程度でした。
往路の結果
09:25
(乗車後すぐ)
09:31
(乗車後5分 外気導入)
09:35
(乗車後10分 外気導入)
09:45
(乗車後20分 外気導入)
09:52
(乗車後27分 目的地到着)
往路は道が少し込んでいたため、予定より時間がかかりましたが、外気導入した場合CO2濃度は常に1000前後を維持していました。
外気を取り込んで換気できていることが分かります。
復路の結果
続いて復路では内気循環でCO2濃度の変化を見てみましょう。
11:07
(乗車後すぐ)
11:12
(乗車後5分 内気循環)
11:20
(乗車後13分 外気導入直前)
内気循環で13分走っただけで4537ppmまで上昇しました。このまま1時間も走り続けているとかなりの数値になると思われます。
ここから外気導入にすることで実際にどれくらいCO2濃度が下がるか見てみましょう。11:25
(乗車後18分 外気導入後5分)
4537ppmまで上昇していても外気導入することで5分で1290ppmまで下がりました。
CO2濃度と人体への影響
今回の検証では4500ppmを超え、数値としてかなり大きくなったのでCO2濃度の上昇と人体に与える影響について調査した結果をまとめました。
| CO2濃度 | 人体への影響 |
|---|---|
| 〜450ppm | 外気或いは窓を開放するなど健康的な換気管理のされたレベル |
| 〜700ppm | 長時間滞在しても健康に問題のない室内レベル |
| 〜1000ppm | 健康に被害はないが不快感や臭いを感ずる人が出るレベル |
| 〜2000ppm | 眠くなる人が多くなるなど体調の変化と空調に苦情が出てくるレベル |
| 〜3000ppm | 肩こりや頭痛を感じる人が出るなど健康被害一手前の限界レベル |
| 3000ppm〜 | 頭痛、めまいなどの症状が出て、長時間では健康に被害を及ぼすレベル |
車内は狭く複数人乗車することもあるので、外気を取り入れないとすぐにCO2濃度が上昇してしまいます。2000~3000ppmを超える状態で長時間いると体調にも影響が出てくるので注意が必要ですね。
それでは最後に今回の結果をグラフで表示した結果を見てみましょう。内気循環と外気導入の差がよくわかる結果となっています。
さて、ここまで車内のCO2濃度を測った結果を見てきましたが、内気循環では値がどんどん上昇し、4000ppmを超えることが分かりました。
今回は片道約20分でこれだけ上昇したので、長時間運転する場合はいかに休憩と換気が大切か分かりますね。
そして外気導入することで、CO2濃度の上昇を抑えられていることも分かりました。
普段から外気を取り入れることを意識すると良いですね。
CO2濃度は温度とは違い、値が上昇しても肌で変化を感じ取りにくいので気づかず走り続けてしまい、結果眠くなってしまう可能性があります。
業務で車を利用する方等はCO2濃度を意識して車内環境を調整してみてはいかがでしょうか。
※今回は実験目的でCO2Detectorを一時的に車内に設置しましたが、常設はしないようお願いいたします。